ユニオンと弁護士の違いとは?
労災事故にあった後、労災申請や損害賠償の請求の相談をしたいという方がインターネットで検索して一番最初に出てくるのが弁護士の法律事務所と思います。
それに対して私たちはユニオン、つまり労働組合です。
どちらも法律の専門家がいるなど共通点もありますが、違いもあります。
そこで弁護士と労働組合の違いについて3点ご説明いたします。
労働組合は非営利団体
労働組合とは、労働条件の維持改善を目的とした働く人の団体で、非営利団体です。
営利目的ではない分、弁護士が手間がかかる、証拠がないなどの理由で引き受けない難しい相談でも受け付け、丹念に対応することができます。
実際に弁護士に断られて私たちにご相談に来られる方もたくさんおられます。
会社と話し合う権利=団体交渉権で証拠収集や安全対策を取らせることができる
労働組合は、組合員の労働条件に関する交渉を会社と行う権利を保障されています。
これは弁護士にはない特別な権利です。
会社は、組合からの交渉の申し入れを拒否したり、誠実に交渉に応じない場合は、労働組合法違反を問われることになりますので、必ず交渉に応じなければなりません。
労働組合ならこの権利を使って手元にはない労災の証拠を集めたり、安全対策を取らせることも可能です。
同じ立場のメンバーのサポートが受けられます
労働組合は労働者の集まりですから、弁護士などと違い、気楽であることも大きな違いです。
同じ立場で様々な問題を解決してきた経験を聞くこともできますし、悩みも相談しやすいはずです。
もちろん労働に関する専門知識は弁護士に負けないくらいあります。
ユニオンにしかない特徴がたくさんありますので、ぜひ労災でお困りの方は私たちにご相談ください。