労災と後遺障害等級2級の認定を得られ、会社から十分な損害賠償を受けて解決しました

【問題分類】労災申請(脳疾患)、労災の損害賠償請求
【解決内容】労災認定、損害賠償を得た

経緯

サービス業で働くAさん(40代)は、長時間労働が続いていました。
ある日、Aさんは脳出血で倒れて、身体の麻痺と高次脳機能障害を負ってしまいました。以前のように働くことは不可能で、日常生活にも様々な制約がある状態でした。将来の生活に不安を覚えたAさんはユニオンへ相談に訪れました。

Aさんの労働環境について詳しくお聞きしたところ、「過労死ライン」を大きく超える長時間労働があったようでした。
Aさんはユニオンに加入して、労災申請や損害賠償を求めて会社と交渉することを決めました。

ユニオンの取り組みとその結果

交渉の結果、会社は損害賠償請求に応じること、労災申請に協力することを約束しました。

その後、ユニオンが労災申請のための証拠整理や資料作成をサポートし、Aさんは労働基準監督署へ労災申請をしました。
約半年後に労災が認定され、後遺障害は等級2級になりました。

会社からは逸失利益を含めた損害賠償として十分な金額の支払いを受けることができました

ポイント

  • 脳・心臓疾患の労災認定では、発症前1か月間に100時間または2~6か月間平均で月80時間を超える時間外労働があることが重要な判断基準となっています(「過労死ライン」)。ユニオンが会社にタイムカード等の記録を開示請求して労働時間を算定したところ、Aさんは発症前におおよそ月100時間の時間外労働をしていました。
  • 労災によって後遺障害が残った場合は、労災の障害補償給付を受けられるほか、会社に責任のある労災であれば逸失利益(障害によって得られなくなった将来分の給与)を請求できます。

ユニオンより

長時間労働によって疲労が蓄積すると脳・心臓疾患のリスクが高まります。突然、脳・心臓疾患で倒れた場合、それは労災かもしれません。
ユニオンでは労災申請から会社との交渉まで、問題解決に向けた取り組みやサポートをしています。
お困りの方はまずはユニオンへご相談ください。

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